(ヤマハ銀座調べ 1967年5月4日付) | |||||||
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No. | TOP10 登場週 |
アーティスト | タイトル (初登場曲) |
最 高 位 |
売上 枚数 (万) |
作家陣 | コメント |
① | 67/05/04 | ★水原 弘 | 君こそわが命 | 1 | - | 作詞:川内康範 作・編曲:猪俣公章 |
59年「黒い花びら」で第1回レコ大に輝き、井上ひろし、守谷浩と“3人ひろし”と呼ばれた人気歌手。愛称おミズ。65年暴力団絡みの賭博事件で表舞台から消えたが、この曲で紅白に6年ぶりカムバック。タイトルは川内康範原作の連載小説から。59年「黄昏のビギン」はちあきなおみのカバーも有名。ギャンブルとアルコール依存症に陥り、78年巡業先の九州で42歳の若さで急死。アース製薬『ハイアース』のホーロー看板でもおなじみ。 |
② | 67/05/04 | 石原裕次郎 | 夜霧よ今夜も有難う/粋な別れ | 2 | 0.3 | 作詞・作曲:浜口庫之助 編曲:山倉たかし |
(1987年「北の旅人」でオリコンTOP10入り) |
③ | 67/05/04 | ★菅原洋一 | 知りたくないの | 3 | 2.0 | 作曲:ドン・ロバートソン 訳詞:なかにし礼 編曲:早川博二 |
(1970年「今日でお別れ」でオリコンTOP10入り) |
④ | 67/05/04 | ★坂本 九 | レットキス (ジェンカ) | 4 | - | 作詞:永六輔 作曲:R.LEHTINEN 編曲:前田憲男 |
「ジェンカ」でおなじみのフィンランド民謡。ミリアム・マケバの「パタ・パタ」と並ぶフォークダンスの定番曲。パラ・キンのボーカルとして60年「悲しき六十才(ムスターファ)」「ステキなタイミング」が大ヒット。翌年NHK『夢であいましょう』から生まれた「上を向いて歩こう」で一躍人気者になり、「スキヤキ」のタイトルで63年全米No.1に。慈善活動にも熱心だった九ちゃん、85年の日航機墜落事故で還らぬヒトに... |
⑤ | 67/05/04 | ★三田 明 | カリブの花 | 5 | - | 作詞:山上路夫 作・編曲:吉田正 |
62年NTV系のスカウト番組『ホイホイ・ミュージック・スクール』に出て、翌年「美しい十代」で歌手デビュー。キャッチフレーズは“近来まれにみる美少年”。写真界の巨匠・秋山庄太郎も「日本一の美少年」と絶賛し三島由紀夫もファンだった。橋、舟木、西郷の御三家に三田を加え“四天王”と呼ばれ、72年のハイジャック事件や二重の整形も話題に... |
⑥ | 67/05/04 | 和泉雅子・山内 賢 | 二人の銀座 | 6 | - | 作詞:永六輔 作曲:ベンチャーズ 編曲:川口真 |
66年ベンチャーズのカバー。TVでほとんど唄わなかったが、翌年二人のコンビで映画化された。和泉は吉永小百合、松原智恵子と“日活三人娘”と呼ばれた元子役。愛称マコちゃん。歌はヘタだったがのちに冒険家に転向し、89年北極点到達をなしとげた。山内も子役出身で『俺はあばれはっちゃく』の先生役もおなじみ。兄は俳優の久保明。2011年肺炎で他界。当初は越路吹雪が歌う予定だった曲。 |
⑦ | 67/05/04 | ★荒木一郎 | 紅(くれない)の渚 | 7 | - | 作詞・作曲:荒木一郎 編曲:寺岡真三 |
本人も出演した『今夜は踊ろう』の映画挿入歌。もともと文学座の俳優で63年NHKドラマ『バス通り裏』でデビュー。66年「空に星があるように」で歌手デビューし、その年のレコ大新人賞に。67年「いとしのマックス」で紅白初出場。75年「君に捧げるほろ苦いブルース」(39位)が久々にヒット。加山雄三と並ぶシンガーソングライターの草分け。 |
⑧ | 67/05/04 | ★加山雄三 | 二人だけの海 | 8 | - | 作詞:岩谷時子 作・編曲:弾厚作 |
(1967年「別れたあの人」でオリコンTOP10入り) |
⑨ | 67/05/04 | ★フランク永井 | 大阪ろまん | 9 | - | 作詞:石浜恒夫 作・編曲:吉田正 |
(1977年「おまえに」が15万枚ヒット) |
⑩ | 67/05/04 | ★岸 洋子 | 想い出のソレンツァーラ | 10 | - | 詞曲:D.Marfisi C.Darbal Bacara 作詞:水野汀子 編曲:若松正司 |
(1970年「希望」でオリコンTOP10入り) |
(オリコン調べ 1967年11月2日付〜) | |||||||
0 | 67/11/02 | ★ジャッキー吉川とブルー・コメッツ | 北国の二人 | 1 | 8.3 | 作詞:橋本淳 作曲:井上忠夫 |
米の音楽番組『エド・サリバン・ショー』にも出演した元祖GS。65年「青い瞳」でデビューし、66年GS唯一の紅白出場。67年「ブルー・シャトウ」でレコ大に。66年ビートルズ来日公演では前座も務めた。68年「脱GS宣言」して歌謡路線に転向したが73年解散。メンバーに故・井上忠夫(大輔)やニューブリードのバンマス・三原綱木もいた。 |
1 | 67/11/02 | ★奥村チヨ | 北国の青い空 〜HOKKAIDO SKIES〜 | 2 | 3.3 | 作詞:橋本淳 作曲:ベンチャーズ 編曲:川口真 |
スクール・メイツから65年「あなたがいなくても」で歌手デビュー。同年「ごめんねジロー」が大ヒット。コケティッシュな魅力で"和製シルヴィ・バルタン"といわれた。最大ヒットはNHKで放送禁止になった69年「恋の奴隷」(2位)。74年作曲家・浜圭介(元歌手の浜真二)と結婚引退したがのちにカムバック。姪は女優・麻生祐未。ベンチャーズのカバー。 |
2 | 67/11/02 | ★ザ・タイガース | モナリザの微笑 | 3 | 3.8 | 作詞:橋本淳 作・編曲:すぎやまこういち |
Vo沢田研二(ジュリー)、G加橋かつみ(トッポ)、Dr瞳みのる(ピー)、G森本太郎(タロー)、B岸部修三(サリー)による京都出身の5人組GS。65年結成。67年「僕のマリー」でナベプロからデビュー。GSではNo.1の人気だった。69年3月加橋がパリに逃避行し、代わりに岸部シロー(サリーの弟)が加入。71年1月解散。81年再結成し「色つきの女でいてくれよ」(4位)が大ヒット。サリーは岸部一徳と改名し俳優に。ピーは高校の教師に。 |
3 | 67/11/02 | ヴィレッジ・シンガーズ | バラ色の雲 | 4 | 0.9 | 作詞:橋本淳 作曲:筒美京平 編曲:森岡賢一郎 |
66年10月「暗い砂浜」でデビュー。翌年メンバーチェンジを経てフォーク系からGSに転向し、この筒美京平の出世作が一躍大ヒット。68年「亜麻色の髪の乙女」は島谷ひとみが2002年カバーしてリバイバル・ヒット。事務所はホリプロ。GSではワイルドワンズのライバル的存在。ドラムス林ゆたかは奈美悦子の元ダンナ。71年解散。 |
4 | 67/11/02 | ★伊東ゆかり | あの人の足音 | 2 | 4.2 | 作詞:有馬三恵子 作曲:鈴木淳 編曲:森岡賢一郎 |
バンドマンの父からジャズを学び、59年「クワイ河マーチ」で11才で和製ポップス歌手としてデビュー。中尾ミエ、園まりと「ナベプロ3人娘」を結成後、67年歌謡曲に転向し「小指の想い出」が大ヒット。69年には紅白の司会も務めた。歌のウマさには定評があり、TBSの音楽番組『サウンド・イン"S"』のレギュラーも。最近は女優としても活躍。 |
5 | 67/11/02 | ★舟木一夫 | 夕笛 | 6 | 0.5 | 作詞:西条八十 作曲:船村徹 |
銭湯で唄っていたのをスカウトされ、63年“学ラン姿”で唄ったデビュー曲「高校三年生」が爆発的ヒット。不良っぽい雰囲気で人気を集めた元祖・青春歌謡歌手。橋幸夫、西郷輝彦と"御三家"と呼ばれ、66年「絶唱」でレコ大歌唱賞受賞。主演映画も多くドラマ『銭形平次』の主題歌もおなじみ。この「夕笛」が最後のTOP10ヒット。人気低迷を苦に自殺未遂を繰り返したこともあったが、74年ファンだった女性と結婚。 | 6 | 67/11/02 | スコット・マッケンジー | 花のサンフランシスコ | 7 | 6.1 | 詞曲:J.Phillips | フラワームーブメントの『モントレー・ポップ・フェスティバル』のテーマ曲として作られたフォーク・ロック。原題は「サンフランシスコ」。作曲者は「夢のカリフォルニア」が大ヒットした"ママス&パパス"のジョン・フィリップス。2012年8月ロサンゼルスの自宅で逝去。 |
7 | 67/11/02 | ザ・ワイルド・ワンズ | 青空のある限り | 8 | 0.3 | 作詞:安井かずみ 作・編曲:加瀬邦彦 |
66年のデビュー曲「想い出の渚」が大ヒット。湘南出身で湘南サウンドといわれたナベプロの4人組GS。68年チャッピー(渡辺茂樹)が加入し5人編成に。グループ名は加山雄三が星占いで命名した。リーダー加瀬邦彦は寺内タケシとブルー・ジーンズの元メンバーで、タイガースの「シー・シー・シー」やジュリーの「危険なふたり」「TOKIO」も作曲。 |
8 | 67/11/02 | ★黛 ジュン | 霧のかなたに | 9 | 1.9 | 作詞:なかにし礼 作・編曲:中島安敏 |
4才から船村徹音楽学院に通い、本名の"渡辺順子"で64年「ダンケ・シェン」でデビュー。67年改名して再デビュー曲「恋のハレルヤ」が大ヒット。セシール・カットと超ミニで人気者に。翌年「天使の誘惑」(3位)でレコ大受賞。裕ちゃんの石原プロ所属。70年ベーシストの江藤勲と結婚引退したが離婚して復帰。83年初出演したロマンポルノ『女帝』の脱ぎっぷりも話題に。兄は作曲家・三木たかし。 |
9 | 67/11/02 | ★黒沢 明とロス・プリモス | ラブユー東京 | 1 | 32.7 | 作詞:上原尚 作・編曲:中川博之 |
オリコン最初の公式No.1。66年発売のデビュー曲で当初「涙とともに」のB面だったが、有線から火がつきムード歌謡コーラスブームに火をつけた。68年「たそがれの銀座」(7位)で紅白初出場。もともとラテン・コーラスグループ。ひょうきん族でセルフカバーした「ラブユー貧乏」(72位)もおなじみ。ボーカル森聖二は2009年に心不全で他界。 |
10 | 67/11/30 | ★佐良直美 | 世界は二人のために | 2 | 19.1 | 作詞:山上路夫 作・編曲:いずみたく |
もともと「明治アルファチョコレート」のコマソン用に作られた曲。初回プレスはたった3,000枚、全国を手売りで行脚しレコ大新人賞に輝いた結婚式の定番曲。69年「いいじゃないのしあわせならば」でレコ大受賞。ドラマ『ありがとう』『肝っ玉かあさん』や紅白の軽妙な司会も人気だったが、80年レズ騒動で紅白落選。以後芸能界から離れ動物関係の会社を経営していたが、2010年に27年ぶり新曲を発売。 |
11 | 67/11/30 | デイブ・ディー・グループ | オーケイ! | 3 | 11.0 | 詞曲:Howard Blaikley | ボーカルでリーダーのデイブ・ディー率いる英スコットランド出身の5人組ロックバンド。正式名はDAVE DEE,DOZY,BEAKY,MICK&TICHだが、あまりに長いので日本では表記を省略。65年結成、中世貴族風な衣装も人気だった。この曲はザ・カーナビーツがカバーし、次作「キサナドゥの伝説」はジャガーズのカバーもヒット。最近グッチ祐三がチキンラーメンのCMで替え唄していた。 |
12 | 67/11/30 | ★橋 幸夫 | 佐久の鯉太郎 | 6 | 4.8 | 作詞:佐伯孝夫 作・編曲:吉田正 |
60年「潮来笠」(いたこがさ)で17才でデビューした歌謡界のプリンス。62年吉永小百合と唄った「いつでも夢を」、66年「霧氷」で2度レコ大に輝いたが、のちに審査員買収事件がアカルミに(本命は加山雄三)。元祖リズム歌謡「恋をするなら」や「恋のメキシカンロック」「子連れ狼」も大ヒット。特技はボクシング。63年暴漢にサーベルで切りつけられる事件も。87年プロデュースした40億円アイドル「セイントフォー」が大コケし、リバスターの副社長を解任。71年JALの国際線スチュワーデスと結婚したが2018年離婚、直後に50代女性と再婚。 |
13 | 67/11/30 | 寺内タケシとバニーズ | 運命/未完成 | 8 | 7.3 | 作曲:Beethoven 編曲:寺内タケシ |
"エレキの神様"こと寺内タケシがブルー・ジーンズ脱退後に結成したエレキバンド。ベートーベンの「運命」のカバーだが、テレビで一度演奏したところ大反響となりアルバム「レッツ・ゴー運命」からシングルカット、レコ大編曲賞を受賞した。67年三橋美智也との三味線バトル「津軽じょんがら節」(73位)もおなじみ。メンバーに黒沢年雄の弟でヒロシ&キーボーの黒沢博がいた。 |
14 | 67/11/30 | ★加山雄三 | 別れたあの人 | 9 | 3.3 | 作詞:岩谷時子 作曲:弾厚作 編曲:宮川泰 |
60年映画デビューし『若大将シリーズ』で人気爆発。66年「君といつまでも」の大ヒットで加山ブームを巻き起こした。地元・茅ヶ崎には“加山雄三通り”も出現。シンガーソングライターの草分けで、弾厚作は彼のペンネーム。父親は俳優の上原謙。このムード歌謡路線で2度目の紅白出場。次作「幻のアマリリア」(8位)が最後のTOP10入り。70年オーナーを務めたパシフィックホテルの倒産で莫大な借金を抱えた。 |
15 | 67/11/30 | ★布施 明 | 愛のこころ | 4 | 10.0 | 作詞:なかにし礼 作曲:平尾昌晃 編曲:森岡賢一郎 |
初代スクールメイツ出身。65年ボビー・ソロのカバー「君に涙とほほえみを」でデビュー。68年「霧の摩周湖」で紅白初出場。75年ミリオンセラー「シクラメンのかほり」(1位)でレコ大に輝いた。NTV系ドラマ『青春とはなんだ』の主題歌「これが青春だ」も有名。加賀まりこと破局後、80年女優オリビア・ハッセーと米マイアミで結婚したが89年破局。その慰謝料は莫大だった…。2013年「SHOW ME」の森川由加里と再婚。 |
16 | 67/12/07 | ★森 進一 | 命かれても | 4 | 30.9 | 作詞:鳥井実 作曲:彩木雅夫 編曲:猪俣公章 |
中学を出て集団就職で上京、スクールメイツから66年「女のためいき」でデビュー。その声がキワモノ扱いされ新人賞は逃したが、68年"ためいき路線"でLPが60万枚の新記録。69年「港町ブルース」(1位)がミリオンセラー。74年「襟裳岬」(6位)でレコ大に。85年からアフリカ難民チャリティ「じゃがいもの会」を主催。80年大原麗子、86年森昌子と2度結婚したが離婚。長男はONE OK ROCK(元NEWS)の森田貴寛。もともと「母恋い人生」のB面。 |
17 | 67/12/14 | モンキーズ | モンキーズのテーマ | 4 | 18.9 | 詞曲:Tommy Boyce・Bobby Hart | ビートルズの対抗馬として結成されたデイビー、ミッキー、ピーター、マイクの米の4人組アイドルバンド。66年「恋の終列車」でデビュー。TV番組『ザ・モンキーズ』は日本でも人気を集め出す曲すべてヒット。68年の「デイドリーム」(4位)は80年コダックのコマソンに使われ「デイドリーム・ビリーバー」と改題してリバイバルヒット。マイク・ネスミスは71年「シルバー・ムーン」(25位)もヒットした。 |
18 | 67/12/21 | ザ・スパイダース | いつまでも どこまでも/バン・バン・バン | 4 | 14.2 | 作詞:佐々木ひろと 作曲:かまやつひろし 編曲:林一 |
Vo堺正章(マチャアキ)、Vo井上順(ジュン)、Gかまやつひろし、G井上孝之(現・堯之)、B加藤充、Key大野克夫、Dr田辺昭知(現・田辺エージェンシー社長)の7人組。この曲は井上順のソロで、バックでマチャアキがタンバリンを叩いていた。このバンドに限らず69年に入ってGSブームが失速、71年1月に解散した。 |
このほか1967年ヒットとしたと思われる歌手 (1968年1月チャートから抜粋) | |||||||
- | 発売日 | アーティスト | タイトル | 最 高 位 |
売上 枚数 (万) |
作家陣 | コメント |
- | 66/06/10 | 悲しい酒 | 美空ひばり | (35) | - | 作詞:石本美由起 作曲:古賀政男 編曲:佐伯亮 |
(1968年「むらさきの夜明け」でTOP10入り) |
- | 67/04/25 | 井出せつ子(歌う ミス平凡) | 黒い霧の街 | (40) | 0.6 | 作詞:関沢新一 作曲:山路進一 |
北九州出身の19才。本名・井出節子。66年度のコロムビア全国歌謡コンクール最終決戦で優勝し、翌年4月この曲でデビュー。当初「歌うミス平凡」名義で発売された。ちなみに、63年度のミス平凡は都はるみ、64年度のミスター平凡は松山まさる(後の五木ひろし)である。 |
- | 67/05/25 | 美空ひばり、ジャッキー吉川とブルー・コメッツ | 真赤な太陽 | (13) | 0.2 | 作詞:吉岡治 作曲:原信夫 編曲:井上忠夫 |
歌謡界の女王・美空ひばりとGSの雄・ブルコメによる異色コラボ。作曲をシャープス・アンド・フラッツの原信夫、アレンジをブルコメの井上忠夫が手がけたGS歌謡の金字塔。TVではひばりが大胆なミニスカートで唄っていた。黛ジュンの競作盤はひばりサイドのクレームで発売直前でおクラに… |
- | 67/06/01 | ザ・カーナビーツ | 好きさ 好きさ 好きさ | (14) | 0.5 | 作詞:漣健児 作曲:Chris White |
67年2月結成した5人組GS。横浜方面のジャズ喫茶で人気を集め、このゾンビーズのカバーでデビュー。2nd「恋をしようよジェニー」(11位)も大ヒット。67年「君に会いたい」が大ヒットしたザ・ジャガーズのライバル。活動期間は67-69年とわりと短い。絶叫パフォーマンスがウケたボーカル&ドラムス"アイ高野"は80年クリエーションに加入し、翌年「ロンリー・ハート」(8位)がヒットしたが06年急性心不全で他界。 |
- | 67/06/01 | 伊東きよ子 | 花と小父さん | (31) | 2.2 | 作詞・作曲:浜口庫之助 編曲:中村五郎 |
宝塚音楽学校を退団後、66年「グリーン・グリーン」がヒットしたニュー・クリスティ・ミンストレルスに参加、帰国後ナベプロと契約してこの曲でデビューした札幌出身の女性シンガー。もともと植木等のソロアルバム「ハイおよびです!!」収録曲。 |
- | 67/06/15 | 愛田健二 | 京都の夜 | 80 | 0.5 | 作詞:秋田圭 作曲:中島安敏 編曲:川上義彦 |
本名・浅田健男。67年「流れ星」(A面は“一条英一”時代の五木ひろし)でデビュー。この2枚目の"正式デビュー曲"が大ヒットした京都出身の演歌歌手。セリフは作詞のなかにし礼(秋田圭)がトイレで考えた。父親は作曲家の浅田憲司。 |
- | 67/06/20 | プロコル・ハルム | 青い影 | (37) | 5.3 | 詞曲:Reed・Brooker | 原曲はクラシック。イギリスの5人組ロックバンド。リードボーカルは元パラマウンツのゲイリー・ブルッカー。荘厳なハモンドオルガンが印象的な彼らのデビュー曲。クラシックとソウル・ミュージックを融合し、本国では2週間で38万枚を売り上げ新記録を樹立した。ユーミンがこの曲に衝撃をうけて作曲を始めた逸話も。 |
- | 67/06/21 | ★松平直樹・三原さと志、和田弘とマヒナ・スターズ | 男の夜曲 | (26) | 0.9 | 作詞・採譜・補作:松平直樹 編曲:川口真 |
マヒナはもともとハワイアン・バンド。2006年他界したリードボーカル・三原さと志の長男は元フリッパーズ・ギターの小山田圭吾(コーネリアス)。 |
- | 67/06 | 緑川アコ | カスバの女 | (37) | - | 作詞:大高ひさを 作曲:久我山明 編曲:清水路雄 |
ファッションモデルから転身し、66年「夢は夜ひらく」(園まりと競作)で歌手デビュー。エト邦枝のオリジナル盤('55)はヒットしなかったが、バスガイドの間で口コミで広がり、この年緑川のカバーが大ヒット。竹越ひろ子、沢たまき、扇ひろ子らと競作に。コーラスはハニー・ナイツ。作曲の久我山明は韓国の作曲家・孫牧人(ソンモギン)。 |
- | 67/07/10 | ★北島三郎 | 博多の女 | (30) | 2.2 | 作詞:星野哲郎 作・編曲:島津伸男 |
(1969年「仁義」でTOP10入り) |
- | 67/07/15 | ジェファーソン・エアプレイン | あなただけを | (17) | 3.1 | 詞曲:Darby Slick | 紅一点のVo.グレイス・スリックを中心とした米の6人組バンド。ジャニス・ジョプリンと並ぶ女性ロックの草分け。幻覚的なサイケデリック・サウンドがウケた。作者ダービー・スリックはグレイスの義理の弟。ユーミンの81年「グレイス・スリックの肖像」でもおなじみ。 |
- | 67/07/25 | ★ジュディ・オング | たそがれの赤い月 | (20) | 0.2 | 作詞:白鳥朝詠 作曲:市川昭介 編曲:河村利夫 |
(1979年「魅せられて〜エーゲ海のテーマ〜」でTOP10入り) |
- | 67/08/10 | ★ザ・ピーナッツ | 恋のフーガ | (20) | 4.3 | 作詞:なかにし礼 作曲:すぎやまこういち 編曲:宮川泰 |
名古屋のレストランで唄っていたのをスカウトされ、59年「可愛い花」でデビューした双子の姉妹デュオ。ナベプロ生え抜きタレント第1号。名付け親は大橋巨泉。『シャボン玉ホリデー』や映画『モスラ対ゴジラ』の小美人役でも有名。75年姉・伊藤エミとジュリーの結婚で解散。妹・ユミはデザイナーに転身。2012年にエミ、16年ユミが相次いで他界。この「恋のフーガ」が最後のTOP10ヒット。 |
- | 67/08/15 | ★園 まり | 愛を惜しみなく | (18) | 0.9 | 作詞:川内康範 作曲:宮川泰 編曲:森岡賢一郎 |
童謡歌手から和製ポップス歌手に転じ、62年ウーゴー・ブランコのカバー「鍛冶屋のルンバ」でデビュー。63年中尾ミエ、伊東ゆかりと"ナベプロ3人娘"を結成し、66年「逢いたくて逢いたくて」(ザ・ピーナッツのリメイク)のヒットを機に3人娘から独立。当時はブロマイド売上No.1の人気だった。 |
- | 67/08/25 | ナンシー・シナトラとリー・ヘイズルウッド | サマー・ワイン | 11 | 5.9 | 詞曲:Lee Hazlewood | フランク・シナトラの愛娘と作者のリー・ヘイズルウッドのデュエット。ナンシーは全米No.1ヒット「にくい貴方」、パパとデュエットした「恋のひとこと」、ボンド映画『007は二度死ぬ』の主題歌も有名な米の人気アイドル。唄は下手クソだったがロマンスはスーパースター並み。もともと「シュガータウンは恋の町」のB面だった曲。 |
- | 67/08/25 | ヴィッキー | 恋はみずいろ | (15) | 3.3 | 詞曲:A.Popp P.Cour | ギリシャ生まれのヨーロッパのアイドル。67年ユーロビジョン・コンテストで入賞。同年仲良しの森山良子がカバーし欧・日で人気急上昇。翌年ポール・モーリアのオーケストラ盤(18位)も大ヒット。天地真理もドラマ『時間ですよ』で物干台でよく唄っていた。この日本ヒットに気をよくし、「待ちくたびれた日曜日」「私の好きなチョコレート」「時の流れのように」など日本語シングルもリリース。 |