ちゃとまに帝国 制作・著作 KSK-PROJECT

ヒット歌手名鑑

TOP10登場歌手のオールデータ


1972(S47)年

♪よしだたくろうを筆頭にフォーク勢が活躍♪

よしだたくろう あがた森魚

印はミリオンセラー
No. TOP10
登場週
アーティスト タイトル
(初登場曲)


売上
枚数
(万)
作詞・作曲・編曲 コメント
139 72/01/24 ペドロ&カプリシャス 別れの朝 1 55.7 作詞・作曲:ウッド・ユルゲンス
日本語詞:なかにし礼
編曲:前田憲男
リーダー・ペドロ梅村が結成した7人組ラテン・ロックバンド。ウド・ユルゲンス「夕映えのふたり」(17位)のカバー。歌唱力バツグンだった美人ボーカル前野曜子は72年11月神経過敏症で脱退、代わりに元スクールメイツの高橋まり子(現真梨子)が加入。前野はソロでヒットも放ったが、88年に40才の若さで孤独死している。
140 72/02/21 森田健作 友達よ泣くんじゃない 2 38.0 作詞:阿久悠
作・編曲:鈴木邦彦
映画『夕月』で黛ジュンの相手役に選ばれ、69年「夕陽の恋人」(57位)で歌手デビューしたモリケン。71年スポ根ドラマ『おれは男だ!』が当たり、主題歌「さらば涙と言おう」(20位)が初ヒット、ブロマイド売上No.1の人気者になったサンミュージック第1号タレント。明治学院大学では法律を専攻し、92年参院選に初当選。現・千葉県知事。
141 72/02/28 スリー・ドッグ・ナイト オールド・ファッションド・ラヴ・ソング 10 18.3 詞曲:P.Williams 68年デビュー。70年「ママ・トールド・ミー」(61位)、71年「喜びの世界」(23位)、72年「ブラック・アンド・ホワイト」(20位)もヒットした米の7人組ロックバンド。ボーカルは男性3人編成。72、73、75年と3度来日したが、リードボーカルの1人が麻薬所持で捕まり76年解散。のちに再結成した。71年ポール・ウィリアムスのカバー。
142 72/03/06 メッセンジャーズ 気になる女の子 5 22.0 詞曲:Michael Morgan・John Hoier 67年米国デビューしたシカゴ出身の平均年齢22才の男性4人組バンド。全米では最高62位だったが、なぜか日本だけでヒット。この年7月来日公演を行った。作者はメンバーのマイケルとジョン。曲の長さは1分58秒とやたら短い。郷ひろみ「男の子女の子」の元ネタ。最近、大塚製薬アミノバリューやキリン缶コーヒーのCMに使われた。
143 72/03/13 よしだたくろう→吉田拓郎 結婚しようよ 3 42.2 作詞・作曲:吉田拓郎
編曲:加藤和彦
70年5月「イメージの詩(うた)」でデビュー。広島フォーク村出身。フォーク界のプリンス。この曲の歌詞どおり72年6月、六文銭の紅一点・四角佳子(元レ・ガールズの志麻ゆき)と結婚したが、その後浅田美代子、森下愛子と2回再婚。72年“布施明ブッとばし事件”、73年の暴行未遂事件も有名。74年森進一に書いた「襟裳岬」がレコ大に。03年肺ガンを宣告されたが病を乗り越え復帰。
144 72/03/13 ビョルン&ベニー 木枯しの少女 7 18.8 詞曲:B.Andersson・B.Ulvaeus スウェーデン出身のビョルン・ウルヴァース(ギター)とベニー・アンダーソン(ピアノ)が70年に組んだフォーク・デュオ。それぞれ結婚した奥さんと73年「ABBA」を結成、一躍スター街道を驀進したが、現在は双方とも離婚。長渕剛「順子」の元ネタ。
145 72/04/03 ザ・ニュー・シーカーズ 愛するハーモニー 1 28.1 詞曲:Backer・Davis・Cook・Greenway 68年解散したシーカーズのキース・ポトガーが70年に結成した英国の男女5人組フォークグループ。コカコーラのコマソンとして世界中で大ヒットしたカントリー系のサワヤカソング。女性ツインボーカルのハーモニーも心地いい平和賛歌。71年11月来日。ヒルサイド・シンガーズの競作盤(95位)も出た。
146 72/04/10 石橋正次 夜明けの停車場 1 49.4 作詞:丹古晴己
作曲:叶弦大
編曲:小山恭弘
新国劇の舞台俳優から70年映画デビュー。同年『あしたのジョー』の映画主題歌「あしたの俺は…」で歌手デビュー。NHKの朝ドラ『繭子ひとり』のスネた青年役やNTV『飛び出せ!青春』の不良生徒役で人気を集めた俳優。子育て評論家としても知られ、次男は小柳ルミ子とウワサもあった俳優・石橋正高。本人もかつてチータと噂があった。
147 72/04/10 青い三角定規 太陽がくれた季節 1 50.2 作詞:山川啓介
作曲:いずみたく
編曲:松岡直也
NTV系ドラマ『飛び出せ!青春』主題歌。元ティーンズとして踊っていた西口久美子(クーコ)、秋吉久美子の前のご主人・岩久茂(クモ)、69年のミュージカル『ヘアー』にも出演したリーダー高田真理(マリ)の3人組フォークグループ。クモの大学復帰で73年10月解散。マリは06年人身事故で逮捕直後に投身自殺。作詞家・山川啓介の出世作になり、音楽の教科書にも載った青春賛歌。
148 72/04/10 沢田研二 許されない愛 4 35.3 作詞:山上路夫
作曲:加瀬邦彦
編曲:東海林修
ザ・タイガースの元ボーカル。愛称ジュリー。解散後PYG(ピッグ)を経て、71年「君をのせて」(23位)でソロデビュー。続くこの曲でGS時代は出られなかった紅白に初出場。73年「危険なふたり」で歌謡大賞、77年「勝手にしやがれ」でレコ大に輝いた歌謡界のスーパースター。75年ピーナッツの伊藤エミと結婚。76年2度の暴行事件で紅白落選。89年不倫騒動のすえ女優・田中裕子と8年越しの愛を実らせた。
149 72/04/17 ニール・リード ママに捧げる詩(うた) 3 37.6 詞曲:Parkinson 英スコットランド出身の少年歌手。当時11才。美しいボーイソプラノで歌いあげる泣きのバラード。全英2位の大ヒットになり日本語盤もヒット。その類稀な歌唱力で天才少年歌手と騒がれたが今は―? 来日時にはワガママぶりを発揮し、担当者を困らせたとか。
150 72/05/15 朱里エイコ 北国行きで 6 35.9 作詞:山上路夫
作・編曲:鈴木邦彦
64年本名"田辺エイ子"でデビューしたが売れず16才で単身渡米、67年「恋のおとし穴」で改名して再デビュー。日本人女性歌手では初めてカーネギーホールに立った実力派。レナウンCM「イエ・イエ」もおなじみ。スレンダーな脚線美と超ミニで人気を集めたが、晩年は病気を患いかなり太っていた。04年虚血性心不全で他界。母親は舞踏家・朱里みさを。
151 72/05/22 橋 幸夫・若草児童合唱団 子連れ狼 10 41.1 作詞:小池一雄
作・編曲:吉田正
“しとしとぴっちゃん♪”で有名な週刊漫画アクション連載の劇画『子連れ狼』イメージソング。歌詞は原作の小池一雄(小池一夫)。映画やドラマも大ヒット。橋としては自身最後のヒットとなり通算5週10位という珍記録。ドラマで大五郎を演じた人気子役・西川和孝は政治家に転身後、99年殺人事件で逮捕.....
152 72/06/05 ハニー・ナイツ ふりむかないで 3 37.3 作詞:池田文彦
作曲:小林亜星
編曲:筒井広志
「ふりむ〜かないで〜♪」でおなじみエメロンシャンプーのコマソン。作曲はコマソン界の巨漢…いや巨匠小林亜星。69年不滅のチンポコソング「オー・チンチン」(15位)や「妖怪人間ベム」「ウルトラマンA」など異色作も多い4人組コーラスグループ。74年解散。リードボーカルで作曲家の葵まさひこは84年肝硬変で他界。
153 72/06/26 ビリー・バンバン さよならをするために 1 69.5 作詞:石坂浩二
作・編曲:坂田晃一
69年「白いブランコ」(15位)でデビューした菅原孝&進の兄弟フォーク・デュオ。浜口庫之助の歌謡学校出身。デビュー前せんだみつおがメンバーだった。NTV系ドラマ『3丁目4番地』の主題歌で、作詞は主演の石坂浩二。76年6月解散したが、83年再結成。弟の菅原進は81年CMソング「琥珀色の日々」(23位)がヒット。
154 72/07/10 チェリッシュ ひまわりの小径 3 41.2 作詞:林春生
作・編曲:筒美京平
71年「なのにあなたは京都へゆくの」(13位)でデビュー。もともと5人組フォークグループだったが、エッちゃん(松井悦子)と松崎好孝がデキてしまいメンバーが脱退、この曲からデュオ形態に。77年3月二人は結婚。73年「てんとう虫のサンバ」(5位)は結婚式の定番。グループ名はジ・アソシエーションの曲名から。
155 72/07/17 麻丘めぐみ 芽ばえ 3 42.0 作詞:千家和也
作曲:筒美京平
編曲:高田弘
3才からモデルを始め、このデビュー曲で本命・森昌子をおさえレコ大最優秀新人賞に輝いた元祖「フリつけ」アイドル。あの"お姫様カット"も大流行。73年「わたしの彼は左きき」(1位)で紅白初出場。77年TVディレクターと結婚引退したが、83年離婚してカムバック。姉は美人歌手の花里あけみ(藤井明美)。剣道1級の腕前。
156 72/07/31 山本リンダ どうにも とまらない 3 38.0 作詞:阿久悠
作・編曲:都倉俊一
11才からモデルを始め、67年デビュー曲「こまっちゃうナ」で紅白初出場。その後低迷したが清純路線からセクシー路線にイメチェンし、アクション歌謡ブームに火をつけた。当初のタイトルは「恋のカーニバル」。ヘソ出しルックのアイデアは本人とか。父親は戦死した駐留米軍人。米米CLUBがステージでカバーし91年リンダブームが再燃、紅白に返り咲いた。
157 72/08/14 あがた森魚+蜂蜜ぱい 赤色エレジー 7 29.1 作詞・編曲:あがた森魚
作曲:八洲秀章
71年「全日本フォーク・ジャンボリー」で注目されたフォーク歌手。深夜放送から火がつきGパン・ゲタばきスタイルが話題に。漫画雑誌『ガロ』に連載していた林静一「赤色エレジー」に触発されて作った曲。伊藤久男の「あざみの歌」と似ているためクレジットは八洲秀章。80年代はテクノバンド"ヴァージン・ヴイズ"を結成し『うる星やつら』のEDテーマがヒットした。
158 72/08/28 森 昌子 せんせい 3 51.4 作詞:阿久悠
作曲:遠藤実
編曲:只野通泰
NTVのタレントスカウト番組『スター誕生!』の初代チャンピオンに選ばれ、13才でこの曲でデビュー。美空ひばりの再来と騒がれ、あの"タワシ頭"で人気者に。本名・森田昌子。73年同じスタ誕出身の桜田淳子、山口百恵と「花の中三トリオ」を結成。86年森進一と結婚引退したが05年破局。翌年「バラ色の未来」(14位)で20年ぶりカムバックした。
159 72/09/25 郷 ひろみ 男の子女の子 8 27.8 作詞:岩谷時子
作・編曲:筒美京平
映画『潮騒』のオーディションでジャニー喜多川にスカウトされ、NHKドラマ『新・平家物語』の経盛役で72年デビュー。女の子のようなマスクで野口五郎、西城秀樹と「新ご三家」と呼ばれた。75年ジャニーズからバーニングへ電撃移籍。ベストテン番組出演辞退宣言、松田聖子との破局など話題も尽きない。意外にも1位は74年「よろしく哀愁」1曲のみ。
160 72/10/02 三善英史 2 58.8 作詞:千家和也
作曲:浜圭介
編曲:近藤進
早くに父を亡くし、円山花街の芸者に育てられた妾の子。薄幸な生い立ちと甘いマスクで人気を集め、このデビュー曲でレコ大新人賞に。雨の日の情景を描いた千家和也の詞が光る。首位をぴんからトリオに阻まれた。73年小唄の師匠でもある自身の母を歌った「円山・花町・母の町」(6位)で紅白初出場。麻雀はプロ級の腕前とか。
161 72/10/23 宮 史郎とぴんからトリオ 女のみち 1 325.6 作詞:宮史郎
作曲:並木ひろし
編曲:佐伯亮
無名の漫談トリオが結成10周年記念に自費制作したド演歌。大阪の有線から火がつき宮史郎のダミ声が中年層にバカウケ、セールスは「たいやくきん」に次ぐ歴代2位。73年金銭問題でリーダー並木ひろしが脱退して分裂。83年3月解散後、宮史郎はソロで「片恋酒」がヒットしたが、2012年多臓器不全で他界。
162 72/11/06 ギルバート・オサリヴァン アローン・アゲイン 10 22.4 詞曲:O'Sullivan アイルランド出身のシンガーソングライター。ノスタルジックなサウンドが世界中で大ヒット、全米No.1になったが日本では1週だけのTOP10入り。ポール・マッカートニー、ユーミン、井上陽水の愛聴盤でもある。初来日は1991年。2004年TBSドラマ『ホームドラマ!』の主題歌に。
163 72/11/27 千葉紘子 折鶴 9 27.7 作詞:安井かずみ
作曲:浜圭介
編曲:森岡賢一郎
70年「全国カンツォーネコンクール」で優勝し、翌年7月「恋する女に悔いはない」でナベプロからデビュー。フジTV『スターどっきりマル秘報告』や『ルックルックこんにちは』のレギュラーも。調理師や教員免許をもっており、83年から少年院の篤志面接委員となり青少年の非行問題にも携わっている。小柳ルミ子のアルバム曲のカバー。
このほか15万枚以上売れたアーティスト
- 最高位
達成週
アーティスト タイトル

売上
枚数
(万)
作詞・作曲・編曲 コメント
- 72/01/03 シモンズ 恋人もいないのに 21 17.2 作詞:落合武司
作曲:にしおかたかし
編曲:葵まさひこ
田中ユミと玉井タエによる大阪出身の女性フォーク・デュオ。透き通った歌声が人気を呼び、このデビュー曲でレコ大新人賞に。作曲は"五つの赤い風船"の西岡たかし。74年玉井と後藤次利(現作曲家)の電撃結婚で解散したが、78年木之内みどりとの"恋の逃避行"で二人は破局…。その後田中は社長夫人、玉井は英語教師に。明治チェルシーの初代コマソンも歌っている。
- 72/02/07 坂本スミ子 夜が明けて 14 17.3 作詞:なかにし礼
作・編曲:筒美京平
58年ラテン歌手としてデビュー。61年からNHK『夢であいましょう』のレギュラーになり、このカムバック曲が「たそがれの御堂筋」以来のヒットに。83年の映画『楢山節考』では前歯を抜く体当たりの演技で脚光を浴びたが、例の大麻騒動で芸能界から姿を消した。栗原はるみの夫“栗原玲児”は元ダンナ。娘は歌手の石井聖子。現在は熊本で幼愛園の園長をしている。
- 72/05/29 ポール・サイモン 母と子の絆(きずな) 12 17.3 詞曲:P.Simon サイモン&ガーファンクル解散後、米国初のレゲエサウンドを取り入れたこの曲でソロデビュー。全米4位の大ヒット。75年グラミーも受賞。阪神タイガースの大ファンで、90年紅白で「明日に架ける橋」を中継で歌っている。2014年に歌手で妻のエディ・ブリッケルと夫婦ゲンカして逮捕された....
- 72/07/03 もとまろ サルビアの花 11 22.3 作詞:相沢靖子
作曲:早川よしお
編曲:岸根孝雄
青山学院大と短大生の海野圭子、山田ますみ、織間千佳子の3人組フォークグループ。71年「第3回作曲コンクール」(後のポプコン)でオフコースが歌って入賞した曲を3人が録音し、ニッポン放送「コッキーポップ」で流れ大反響になりレコード化。岩渕リリ(45位)、鳳蘭、川奈真弓、NOWの競作盤も出たが、ヒットした時すでにグループは解散していた。オリジナルは元ジャックスの早川義夫。
- 72/09/04 ニノ・ロータ
(サウンドトラック)
ゴッドファーザー 愛のテーマ 12 20.7 作曲:Nino Rota アメリカ映画『ゴッドファーザー』の主題歌。競作になったアンディ・ウィリアムス、尾崎紀世彦のカバーも大ヒット。フェデリコ・フェリーニ監督の『道』、アラン・ドロンの出世作『太陽がいっぱい』、不朽の青春映画『ロミオとジュリエット』など、あまたの映画音楽で知られるイタリアの大作曲家。79年4月心臓発作のため68才で他界。
- 72/10/02 本田路津子 耳をすましてごらん 11 21.5 作詞:山田太一
作・編曲:湯浅譲二
視聴率53.3%を記録したNHKの朝ドラ『藍より青く』主題歌。70年「秋でもないのに」(34位)でデビュー、透き通った歌声で森山良子の再来といわれたフォーク歌手。75年結婚のため一時引退したが、現在は教会を中心にゴスペルシンガーとして活動。90年南野陽子のカバーもヒット。ちなみに路津子(るつこ)と読む。
- 72/11/20 25 16.2 作詞・作曲:吉田拓郎 吉田拓郎の元バックバンド。72年「人生なんてそんなものさ」でデビューし、拓郎がプロデュースしたこの2ndが初ヒット。メインボーカルはヒゲの田口清。常富喜雄と内山修は「海は恋してる」のザ・リガニーズの元メンバー。73年に加入した大久保一久は翌年かぐや姫の伊勢正三と「風」を結成し、「22才の別れ」(1位)が大ヒット。75年解散したが、2004年に30年ぶり再結成。
- 72/12/11 平 浩二 バス・ストップ 11 22.4 作詞:千家和也
作・編曲:葵まさひこ
70年3月「博多ブルース」でデビュー。71年西田佐知子やクールファイブと競作になった「女の意地」(42位)のヒットで注目された。この曲はもともと南沙織のために作られた曲で、作曲はハニー・ナイツの葵まさひこ。弟はアニソン歌手・たいらいさお。前川清は小中学校の同級生。最近は懐メロ番組でよく見かける。

ヒット歌手名鑑