ちゃとまに 制作・著作 KSK-PROJECT

ヒット歌手名鑑

TOP10入りした歌手の全データベース


1973(S48)年

♪天地真理、南沙織に続けとヤングアイドル続々デビュー♪

アグネス・チャン 浅田美代子

印は紅白出場歌手
No. TOP10
登場週
アーティスト タイトル
(初登場曲)


売上
枚数
(万)
作家陣 コメント
164 73/01/29 梶 芽衣子 怨み節 6 34.3 作詞:伊藤俊也
作・編曲:菊池俊輔
少女雑誌のモデルから65年本名・太田雅子でスクリーン・デビュー。清純ムードから任侠路線に180度転向し映画『女囚さそり』シリーズの主演で人気爆発。これはその主題歌、三上寛をお手本に語るように唄って大ヒットした。作曲者は『ドラえもん』『仮面ライダー』でおなじみ菊池俊輔。妹は歌手の有沢とも子(太田とも子)。ドラマ『鬼平犯科帳』のおまさ役など、鋭い眼光が魅力的な個性派女優。
165 73/02/05 ガロ 学生街の喫茶店/美しすぎて 1 77.2 作詞:山上路夫
作曲:すぎやまこういち
編曲:大野克夫
ボーカル(大野真澄)、マーク(堀内譲)、トミー(日高富明)の3人組フォークグループ。田辺エージェンシー所属。71年10月「たんぽぽ」でデビュー。当初は「美しすぎて」がA面で82位のヒットに終わったが、72年末頃からラジオでリクエストが殺到、急遽AB面入れ替えてヒットした。アイドル的人気を誇ったがメンバーの不仲も有名で76年解散。トミーは86年投身自殺。2014年にマークも胃ガンで他界。
166 73/02/12 アグネス・チャン ひなげしの花 5 32.8 作詞:山上路夫
作曲:森田公一
編曲:馬飼野俊一
本名・陳美齢(チャン・メイリン)。香港の人気シンガーだった彼女を平尾昌晃がスカウトして日本デビューしたナベプロ・アイドル。カン高い歌声とトレードマークの白いハイソックスで人気アイドルに。この年上智大に推薦入学、人気絶頂の76年突然引退宣言してカナダ留学したが78年復帰。86年元マネージャーと結婚し、林真理子との"子連れ論争"も話題に。ユニセフ親善大使としても活躍。姉のアイリーンも71年「いちご娘」で日本デビュー。
167 73/03/26 大信田礼子 同棲時代 6 24.1 作詞:上村一夫
作曲:都倉俊一
編曲:高田弘
同棲ブームを巻きおこし、73年由美かおる主演で映画化された上村一夫の劇画『同棲時代-今日子と次郎-』の映画主題歌。ドラマ『プレイガール』や東映『ずべ公番長』シリーズなど抜群のプロポーションで売れっコになったセクシー女優。噂のあったこの作曲家・都倉俊一と74年電撃結婚したが78年離婚。82年にっかつロマン・ポルノ「ジェラシー・ゲーム」で初ヌード。イントロのナレーションは元NTVアナの阿井喬子。NHKでは長らく放送禁止だった。
168 73/04/09 野口五郎 オレンジの雨 6 22.2 作詞:吉田栄子
補作詞:大日方俊子
作曲:筒美京平
編曲:高田弘
11才でフジTV系「日清ちびっ子のどじまん」に出場、13才で上京しスクールメイツに加入。71年「博多みれん」で演歌歌手としてデビュー。同年アイドル路線に転向し「青いリンゴ」(14位)が初ヒット。ギターやドラムもこなす音楽ツウ。NTV『カックラキン大放送!!』で得意のダジャレも開花した。ピンク・レディーのケイや斉藤慶子とウワサになったが、01年タレント三井ゆりとめでたくゴールイン。代表曲「私鉄沿線」の作曲者・佐藤寛は実兄。
169 73/04/23 あのねのね 赤とんぼの唄/魚屋のおっさんの唄 3 36.4 作詞:清水国明
作曲:原田伸郎
京都産業大学のオチ研仲間、清水国明と原田伸郎によるフォークデュオ。歌詞が残酷とNHKで放送禁止になったナンセンスソング。後輩の笑福亭鶴瓶は元メンバー。付き人に清水アキラやバブルガム・ブラザーズの近藤伸明など。清水の元嫁はガンで他界した清水クーコ。主なヒットは「愛の調べ」(そのねのね名義)、「雪が降っています」「ネコ、ニャンニャンニャン」「パンツ丸見え体操」などジャンルも幅広い。『ヤンヤン歌うスタジオ』やモノマネ番組の司会でも人気。
170 73/05/07 浅田美代子 赤い風船 1 48.1 作詞:安井かずみ
作・編曲:筒美京平
第2の天地真理のキャッチフレーズで72年ドラマ『時間ですよ』のお手伝いさん役でデビュー。NHKオーディションに4回落ちて話題になった元祖「歌ヘタ」アイドル。愛称ミヨちゃん。西城秀樹の事務所の後輩。この番組劇中歌が発売3週で1位になり、ジュリーの「危険なふたり」(1位)とデッドヒートを繰り広げた。77年7月に吉田拓郎と結婚引退。拓郎の浮気で83年カムバックし翌年離婚。バラエティでは得意の天然ボケぶりを発揮。アイドル仲間では南沙織、栗田ひろみ、麻丘めぐみと仲が良かった。
171 73/06/25 西城秀樹 情熱の嵐 6 24.6 作詞:たかたかし
作曲:鈴木邦彦
編曲:馬飼野康二
広島のジャズ喫茶でスカウトされ、72年「恋する季節」(42位)で歌手デビュー。キャッチフレーズは"ワイルドな17才"。レコ大新人賞は1票差で郷ひろみに敗れた…。「ちぎれた愛」「激しい恋」「傷だらけのローラ」など大ヒットを連発、79年ヴィレッジ・ピープルのカバー「YOUNG MAN」(1位)で日本歌謡大賞に。03年から2度脳梗塞で倒れリハビリを経て復帰したが、2018年5月急性心不全で帰らぬ人に…。作詞のたかたかしは元放送作家で青島幸男の弟子。
172 73/07/02 金井克子 他人の関係 7 30.4 作詞:有馬三恵子
作・編曲:川口真
元ダンサーで、67年NTV『レ・ガールズ』で一世を風靡した由美かおる、奈美悦子らを生んだ西野バレエ団のリーダー的存在。66年「ラバーズ・コンチェルト」で紅白初出場。「バンバン・ババンバン〜♪」の妖しげなコーラスと妙なフィンガー・アクションが大流行したアーバン歌謡。2014年一青窈のカバーがドラマ『昼顔』の主題歌に。現在は医者の妻。
173 73/07/30 チューリップ 心の旅 1 51.4 作詞・作曲:財津和夫
弦管編曲:青木望
71年「私の小さな人生」でデビュー。翌年メンバーを入れ替え「魔法の黄色い靴」(98位)で再デビュー。業界の評判のワリにヒットが出ず、財津和夫から姫野達也にボーカルを交代したこの曲が大ヒット、アイドル的人気を集めた。この年の歌謡大賞放送音楽新人賞ノミネート。幾多のメンバーチェンジを経て89年解散。90年吉田栄作のリメイク盤もヒットした。
174 73/07/30 赤い鳥 紙風船 9 18.9 作詞:黒田三郎
作曲:後藤悦治郎
編曲:瀬尾一三&赤い鳥
チューリップ、オフコースも出場した69年『ヤマハ・ライトミュージック・コンテスト』で優勝した5人組フォークグループ。71年「竹田の子守唄」(22位)が初ヒット、LPも20万枚のヒットになったが部落問題で放送禁止に…。そのB面「翼をください」は教科書に載り、91年川村かおりのカバーが大ヒット。Jリーグの応援ソングにもなった。74年8月解散後、ハイ・ファイ・セットと紙ふうせんに分裂。グリコ『プリッツ』のコマソン。
175 73/09/10 あべ静江 コーヒーショップで 9 28.0 作詞:阿久悠
作曲:三木たかし
編曲:馬飼野俊一
東海ラジオの人気DJから転身し、このデビュー曲でレコ大新人賞に輝いた美人歌手。チューリップや甲斐バンドと同じシンコーミュージック所属。お嬢様的な清楚な雰囲気が大学生や中年ファンにうけ、74年「お元気ですか…」のセリフが大流行した「みずいろの手紙」(7位)で紅白初出場。現在はエバラのCMでもおなじみの女優さん。実はカナリの酒豪家である。
176 73/10/01 山口百恵 青い果実 9 19.6 作詞:千家和也
作曲:都倉俊一
編曲:馬飼野康二
72年第5回スタ誕で準優勝、翌年「としごろ」(37位)でホリプロからデビュー。続くこの2ndでブレイク、キワどい歌詞が物議をかもした。74年「ひと夏の経験」(3位)、76年「横須賀ストーリー」(1位)のヒットで一躍トッスターの仲間入り。人気絶頂の80年恋人宣言した三浦友和と結婚引退。その後メディア出演は一切ナシ。この曲は「甘い誘惑」というタイトルでデビュー当初からあった曲。
177 73/10/08 南こうせつとかぐや姫 神田川 1 86.5 作詞:喜多条忠
作曲:南こうせつ
編曲:木田高介
南こうせつ、伊勢正三、山田パンダ(元シュリークス)による3人組フォークグループ。70年「酔いどれかぐや姫」(79位)でデビュー後すぐ解散、メンバーを入れ替え71年再デビュー。アルバムの1曲だったこの曲が深夜ラジオから火がつき急遽シングルカット、同棲ブームとの相乗効果で7週No.1に。人気絶頂の75年4月解散。
178 73/10/08 フィンガー5 個人授業 1 71.5 作詞:阿久悠
作・編曲:都倉俊一
69年沖縄から上京、翌年ベイビー・ブラザーズとして「私の恋人さん」でデビューした兄妹5人組アイドルグループ。72年フィンガー5と改名し、当時小学生だったアキラのハイトーンヴォイスがチビッ子に大ウケ、“和製ジャクソン・ファイブ”と呼ばれた。アキラの変声期で人気が急落しアメリカ公演のあと78年解散。74年「学国天国」(2位)はキョンキョンや慎吾ママもカバー。正男と晃は85年ZAPPを結成し「恋のゴールデン・ソウル」(ワム!の書き下ろし)で再デビュー。晃のトンボめがねは布施明の影響とか。
179 73/11/12 井上陽水 心もよう/帰れない二人 7 42.3 作詞・作曲:井上陽水
編曲:星勝
九州の炭鉱町出身で歯科医のせがれ。69年"アンドレ・カンドレ"の名でデビューしたが全く売れず72年再デビュー、翌年「夢の中へ」(17位)が初ヒット。73年のアルバム「氷の世界」(35週間1位)が史上初のミリオンセラーに。74年ホリプロから独立。77年大麻で捕まったが81年「ジェラシー」(14位)のヒットで復活。元妻フクちゃんは武田鉄矢の遠縁。今の妻は歌手の石川セリ。本名は陽水(あきみ)と読む。もともとベッツィ&クリスために書いたボツ曲。
180 73/12/10 桜田淳子 花物語 9 23.7 作詞:阿久悠
作曲:中村泰士
編曲:あかのたちお
72年スタ誕チャンピオンになり、翌年「天使も夢見る」(12位)で14才でデビュー。強豪ひしめくなか「わたしの青い鳥」(18位)でレコ大最優秀新人賞に。トレードマークは白いエンジェル・ハット。花の中三トリオでは一番人気だった。75年統一協会に入信、92年合同結婚式も話題になったが、翌年の教会問題で長期休業状態に…。後年は本格派女優としても活躍した。
このほか15万枚以上売れたアーティスト
- 最高位
達成週
アーティスト タイトル

売上
枚数
(万)
作家陣 コメント
- 73/02/12 つなき&みどり 愛の挽歌 15 15.5 作詞:橋本淳
作・編曲:筒美京平
元ブルコメ・三原綱木と元日活の女優で61年「パイナップル・プリンセス」がヒットした田代みどりの夫婦デュオ。ヒデロザ路線で売り出したこのデビュー曲が一発ヒット。その後ヒットが続かず77年離婚してコンビを解消、田代は芸能界を離れた。三原は86年、ダン池田失踪後のニューブリードのバンマスに。
- 73/02/19 岡崎友紀 私は忘れない 21 18.1 作詞:橋本淳
作・編曲:筒美京平
70年ドラマ『おくさまは18歳』シリーズで吉沢京子と人気を二分した子役出身のアイドル女優。ブロマイド売上は歴代最高の46ヶ月連続1位、マチャアキとNTV『紅白歌のベストテン』の司会も務めた。80年「ドゥー・ユー・リメンバー・ミー」(18位)が久々にヒットし、翌年雑誌で大胆なセミヌードに。ソニーの御曹司やミュージシャンとの破局もあったが、現在はネコと気ままに暮らすセレブ生活。大のスヌーピー好きで自宅にスヌーピー部屋をもっていた。
- 73/03/12 アルバート・ハモンド カリフォルニアの青い空 11 19.7 詞曲:A.Hammond M.Hazlewood 14才の時モロッコのストリップ小屋で唄い始め、70年ロンドンから米国へ移住したスペインはジブラルタル出身のシンガーソングライター。この曲は69年に書いた曲でスペインでの苦しい時期を歌った自身の伝記的な作品。日本では南沙織もカバー。マチャアキの「さらば恋人」と少し似ている。68年リーピー・リー「リトル・アロー」、スターシップ「愛はとまらない」など作曲家としても売れっコ。息子はザ・ストロークスのギタリスト。73年「落葉のコンチェルト」(33位)はドリカム「LOVE LOVE LOVE」の元ネタ。
- 73/04/23 カーリー・サイモン うつろな愛 11 18.8 詞曲:Carly Simon 米ニューヨークの裕福な家庭に生まれ、64年姉ルーシーと「サイモン・シスターズ」でデビュー、71年ソロデビューした美人シンガーソングライター。キャロル・キング、ジョニ・ミッチェルと並ぶコンテンポラリーの草分け。72年キャロルと噂もあったジェイムス・テイラーと結婚したが83年破局。ジェームス・ボンドの映画『007 私を愛したスパイ』や『ワーキング・ガール』の主題歌もおなじみ。この曲はミック・ジャガーがバックコーラスを務め日本で1発ヒット。
- 73/05/14 ロバータ・フラック やさしく唄って 24 18.8 詞曲:Norman Gimbel・Charles Fox ピアニストの両親の元でクラシックを学び、69年デビューした米の黒人女性シンガーソングライター。72年ロリ・リーバーマンのカバーで、彼女が飛行機の中で偶然この曲を耳にして気に入り2週間でレコーディング、全米No.1になりグラミー賞に輝いた。「アメリカン・パイ」(19位)のドン・マクリーンを唄った曲。日本ではネスカフェのCMソングとして有名。恋人(?)ダニー・ハサウェイとのデュエットもおなじみ。74年ヴァン・マッコイのカバーEPも日本だけでヒット。フージーズのローリン・ヒルも96年カバー。83年ピーボ・ブライソンとのデュエット「愛のセレブレイション」は小柳ルミ子と大澄賢也の結婚披露宴で有名に!!
- 73/05/28 殿さまキングス 北の恋唄 23 18.3 作詞:千家和也
作曲:彩木雅夫
編曲:藤田はじめ
(1974年「なみだの操」でTOP10入り)
- 73/06/04 八代亜紀 なみだ恋 12 60.0 作詞:悠木圭子
作曲:鈴木淳
編曲:小谷充
(1974年「愛ひとすじ」でTOP10入り)
- 73/06/25 ダリダ,アラン・ドロン あまい囁き(パローレ・パローレ) 28 22.0 詞曲:Michaèle・G.Ferrio 二枚目スターのアラン・ドロンが歌の合間で延々ささやき、ヨーロッパ中で大ヒット。「パロ〜レ パロ〜レ♪」でおなじみの曲。オリジナルは72年イタリアのミーナ&アルベルト・ルーポが唄ったカンツォーネ。日本では中村晃子と細川俊之のカバーもおなじみ。ダリダはフランスの人気美人シンガーだったが、私生活は苦難の連続で87年5月自ら命を絶った。その波乱の生涯は2018年『ダリダ〜あまい囁き〜』という映画に。
- 73/09/17 夏木マリ 絹の靴下 15 15.4 作詞:阿久悠
作・編曲:川口真
(1974年「お手やわらかに」でTOP10入り)
- 73/10/29 高木麻早 ひとりぼっちの部屋 16 17.8 作詞・作曲:高木麻早
編曲:萩田光雄
アマチュアフォークを紹介するチェリッシュの番組に出演したのがディレクターの目にとまり、73年ヤマハのポプコンでこの曲で歌唱賞に選ばれデビュー。田辺エージェンシー所属の女子大生シンガーソングライター。85年引退後は結婚し地元・名古屋でレストランバーを経営していたが02年復帰。萩田光雄の編曲家デビュー作。
- 73/11/19 内田あかり 浮世絵の街 16 16.6 作詞:石坂まさを
作・編曲:川口真
地元・大阪のジャズ喫茶でスカウトされ、67年本名の大形久仁子でデビュー。翌年マヒナと組んだ「私って駄目な女ね」がヒット。73年"内田あかり"と改名し、このアクション歌謡でカムバックした。ジャケのイラストは同棲時代の上村一夫。浮世絵の衣装は山本寛斎がデザイン。99年"内田明里"と改名したが現在は元に戻している。中山美穂のデビュードラマ『毎度おさわがせします』など女優としても活躍。

ヒット歌手名鑑