ちゃとまに 制作・著作 KSK-PROJECT

ヒット歌手名鑑

TOP10入りした歌手の全データベース


1975(S50)年

♪ユーミン登場でフォークからニューミュージックの時代へ♪

黒沢年男 荒井由実

印は紅白出場歌手
No. TOP10
登場週
アーティスト タイトル
(初登場曲)


売上
枚数
(万)
作家陣 コメント
197 75/01/27 伊藤咲子 木枯しの二人 5 27.8 作詞:阿久悠
作・編曲:三木たかし
74年「ひまわり娘」(20位)でデビューしたスタ誕出身アイドル。外国曲のためレコ大新人賞は選外。愛称サッコ。明るい笑顔とバツグンの歌唱力で人気者になり76年「きみ可愛いね」(9位)で紅白初出場。事務所移籍で干され、84年ヌード写真集やロマンポルノ『刺青』にも出演。森昌子、岩崎宏美、岡田奈々は堀越の同級生。ウワサのあった城みちると実際4年ほど交際していたとか。
198 75/02/03 増沢末夫 さらばハイセイコー 4 27.7 作詞:小坂巌
補作詞:山田孝雄
作曲:猪俣公章
編曲:竹田由彦
73年競馬ブームを巻き起こした無敵の競走馬ハイセイコー引退記念シングル。騎手の増沢自ら唄ったド演歌。作詞は競馬実況アナウンサーの小坂巌。独特の函館ナマリがいい味出している。92年の引退後は調教師に。
199 75/02/17 22才の別れ 1 70.8 作詞・作曲:伊勢正三
編曲:石川鷹彦
75年4月解散したかぐや姫のショーヤン(伊勢正三)と猫の大久保一久が組んだフォーク・デュオ。かぐや姫のアルバム曲のセルフカバー。倉本聰脚本のドラマ『昨日、悲別で』の主題歌になったかぐや姫バージョンも84年ヒット。
200 75/02/17 坂上二郎 学校の先生 8 27.3 作詞:山上路夫
作曲:大川光久
編曲:竹村次郎
萩本欽一と『コント55号』で日本中を席捲したお笑いタレント。もともと歌手志望だけあって歌もうまい。中学を舞台にした"元祖・金八先生的"お涙ソング。ほとんどセリフである。のちに栃木県・那須お笑い学校名誉会長も務めたが、脳梗塞のため2011年3月逝去。相方の欽ちゃんも70年「何処かにお前が」(16位)がヒットしている。
201 75/03/03 かまやつひろし 我が良き友よ 1 70.1 作詞・作曲:吉田拓郎
編曲:瀬尾一三
58年小坂一也とワゴン・マスターズに参加、60年"かまやつヒロシ"名義でカントリー歌手でデビュー。64年スパイダースに加入してヒットを連発したが、解散後再びソロになりフォーク路線に転向。この吉田拓郎書き下ろし曲が一発ヒット。ギターソロはミカバンドの高中正義。父親は日本ジャズ界の草分けティーブ釜萢。愛称ムッシュ。2017年3月すい臓ガンのため他界。
202 75/03/03 ダウン・タウン・ブギウギ・バンド スモーキン・ブギ 4 50.5 作詞:新井武士
作曲:宇崎竜童
編曲:ダウン・タウン・ブギウギ・バンド
72年「その日その日の女です」で演歌歌手デビューした宇崎竜童が翌年結成した4人組ロックバンド。75年「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」(1位)がバカ売れ、“アンタあの娘の何なのさ”が流行語に。フォークブームを蹴散らし、トレードマークの白いツナギルックで紅白にも出場。宇崎は松崎しげるやガロのいた“ミルク”の元マネージャー、嫁は作詞家でファッションモデル出身の阿木燿子。
203 75/03/03 さくらと一郎 昭和枯れすゝき 1 100.2 詞:山田孝雄
作曲:むつひろし
編曲:伊部晴美
河野さくらと徳川一郎、2人あわせて苦節15年の元ソロ歌手コンビ。後にさくらが交替した。74年7月に発売したこの曲がTVプロデューサの目にとまり、TBSドラマ『時間ですよ 昭和元年』で安田道代と細川俊之が登場するバックで流れ、年間No.1の大ヒットに。不況ムード一色の暗い世相にマッチした“貧乏”ソング。ジャケットのイラストは作家の橋本治。
204 75/03/17 キャンディーズ 年下の男の子 9 26.0 作詞:千家和也
作・編曲:穂口雄右
69年渡辺プロ東京音楽学院に入学。スクールメイツ出身のラン(伊藤蘭)、スー(田中好子)、ミキ(藤村美樹)のアイドルトリオ。73年「あなたに夢中」(36位)でデビュー。この曲からスーからランがセンターに。77年突然の解散宣言、ランの「普通の女の子に戻りたい」は流行語に。翌年4月の後楽園球場解散コンサートで引退したが、その後3人ともカムバック。歌詞は麻丘めぐみのために書かれたもの。スーは2011年4月乳ガンで他界。
205 75/06/02 あいざき進也 恋のリクエスト 10 16.7 作詞:藤公之介
作曲:井上忠夫
編曲:萩田光雄
73年NET系のスカウト番組『あなたならOK』で優勝し、翌年「気になる17才」(16位)でデビューしたナベプロアイドル。愛称プッチ。城みちる、松田新太郎と「裏御三家」と呼ばれ、75年第1回『ABCヤング歌謡大賞 新人グランプリ』大賞受賞。79年休養宣言するが後にカムバック。演奏とコーラスはスペクトラムの前身M.M.P。チェッカーズ「涙のリクエスト」の元ネタ。
206 75/06/09 クラフト 僕にまかせてください 10 38.9 作詞・作曲:さだまさし
編曲:クラフト・中村弘明
現作曲家の三井誠や浜田金吾がいた4人組フォークグループ。渋谷のジァンジァンなどに出演し73年7月「友あり遠方ゆえ来らず」でデビュー。もともとCSN&Yのコピーをしていた。赤い鳥やグレープのいたバード・コーポレーション所属。同じ事務所のさだまさしが書き下ろしたNTV系ドラマ『ほおずきの唄』(近藤正臣・島田陽子主演)主題歌。その後ヒットがなく78年解散。女優の高橋洋子は三井の奥さん。浜田は高橋真梨子の元カレ。
207 75/06/16 細川たかし 心のこり 1 80.1 作詞:なかにし礼
作曲:中村泰士
編曲:あかのたちお
"ススキノの森進一"と呼ばれた札幌の売れっ子クラブ歌手から転向し、バーニングプロからこのリズム演歌でデビュー。歌詞の「わたしバカよね〜」が流行しレコ大最優秀新人賞に輝いた。しばらくヒットがなかったが、81年『欽どこ』のレギュラーで人気が復活。82年「北酒場」、翌年「矢切の渡し」で2年連続レコ大受賞。クラブ歌手時代はドラムを叩きながら唄っていた。
208 75/07/21 黒沢年男 やすらぎ 5 38.5 作詞・作曲:中山大三郎
編曲:竜崎孝路
67年「伊豆の踊子」で内藤洋子と共演し、酒井和歌子との青春コンビで人気を集めた東宝の映画スター。77年なかにし礼との競作盤「時には娼婦のように」(2位)はNHKで放送禁止になり紅白落選。その後"黒沢年雄"と改名しバラエティにも進出。弟はヒロシ&キーボーの黒沢博。
209 75/08/04 小坂恭子 想い出まくら 1 85.3 作詞・作曲:小坂恭子
編曲:福井峻
小3から声楽を始め、74年谷山浩子、庄野真代も出場した「第7回ヤマハポプコン」でグランプリに。その受賞曲「恋のささやき」(67位)でプロデビューしたシンガーソングライター。有線からヒットし、ピアノの弾き語りで唄っていたがTV出演はわりと少ない。自身の大失恋から生まれた曲。
210 75/08/18 岩崎宏美 ロマンス 1 88.7 作詞:阿久悠
作・編曲:筒美京平
歌唱力バツグンのスタ誕アイドル。75年「二重唱(デュエット)」(19位)でデビュー。続くこの2ndでブレイク、細川たかしと新人賞レースを争った。ディスコ路線でヒットを連発し、82年「聖母たちのララバイ」(1位)で歌謡大賞受賞。84年の事務所独立騒動後、88年商社マンと結婚して"益田宏美"と改名したが95年離婚。妹は歌手の岩崎良美。特技は剣道。マイケル・ジャクソンの筋金入りファン。コロッケの顔マネでもおなじみの人。
211 75/08/25 しまざき由理 面影 6 53.2 作詞:佐藤純弥
作・編曲:菊池俊輔
TBS系の刑事ドラマ『Gメン75』主題歌。横浜市出身。小6だった68年フジTV『ちびっこのどじまん』で優勝し、翌年アニメ『紅三四郎』のEDテーマで嶋崎由理の本名でデビュー。「ハクション大魔王」「みなしごハッチ」など堀江美都子、かおりくみこと共にアニソン界の天才少女歌手と騒がれた。桂ざこばや泉ピン子らと77年NTV系『ウィークエンダー』のレポーターも務めたが現在は結婚して主婦に。
212 75/09/08 徳久広司 北へ帰ろう 4 39.0 作詞・作曲:徳久広司
編曲:小林亜星
TBS系ドラマ『寺内貫太郎一家 2』挿入歌。主演の小林亜星の愛弟子で、元東宝レコードのディレクター。ドラマで流しの役を演じ、このド演歌でデビューした佐賀県出身のシンガーソングライター。77年から作曲家に転向し、増位山「そんな女のひとりごと」、新沼謙治「ヘッドライト」、美空ひばり「おまえに惚れた」などのヒットで売れっ子に!!
213 75/09/15 萩原健一 お前に惚れた 8 28.5 作詞:阿久悠
作・編曲:井上尭之
ザ・テンプターズの元ボーカル。71年解散後、役者に転向したショーケン。翌年ドラマ『太陽にほえろ!』のマカロニ刑事役で人気が再燃。74年映画『青春の蹉跌』や主演ドラマ『傷だらけの天使』『前略おふくろ様』も大ヒット。83年大麻不法所持で逮捕され、いしだあゆみと離婚。04年交通事故、05年恐喝未遂容疑でまた逮捕され活動休止。B面「兄貴のブギ」は『傷だらけ-』で共演した水谷豊のセリフ入り。
214 75/09/22 バン・バン→バンバン 『いちご白書』をもう一度 1 75.1 作詞・作曲:荒井由実
編曲:瀬尾一三
元ジャッケルズのばんばひろふみと今井ひろしによるフォークグループ。71年結成、翌年5月「何もしないで」でデビュー。当初は「心凍らせて」の高山厳と3人組だったが高山脱退直後に曲が大ヒット、6週連続No.1に。70年の映画『いちご白書』をモチーフにユーミンが書き下ろした。元ネタはミッシェル・ポルナレフ「愛の休日」か。77年6月解散、ばんばはソロに。元グラム・ロックバンド。
215 75/10/20 真木ひでと 夢よもういちど 9 20.5 作詞:山口洋子
作曲:浜圭介
編曲:竜崎孝路
元オックスのボーカル。オックス解散後の71年「仮面」でソロデビューしたがヒットが出ず、75年NTV系『全日本歌謡選手権』で10週勝ち抜き38代チャンピオンになり、野口ヒデトから改名してこの演歌で再デビュー。名づけ親は同番組審査員の山口洋子。五木ひろしの事務所の後輩。曲の出だしがポール・アンカの「君は我が運命」と似ている。79年「雨の東京」(41位)が久々にヒット。
216 75/10/27 甲斐バンド 裏切りの街角 7 30.4 作詞・作曲:甲斐よしひろ
編曲:今井裕・甲斐よしひろ
74年「第3回ハッピー・フォーク・コンテスト」で優勝した甲斐よしひろ率いる4人組バンド。同年「バス通り」(65位)でデビュー。レコ大新人賞候補にノミネートされたが落選。当時フォーク色が強かった。79年「HERO〜ヒーローになる時、それは今」(1位)のコマソンで再ブレイクを果たしたが86年の全国ツアーを最後に解散。甲斐はもと旅行代理店のサラリーマン。漫画家・小林よしのりは同級生。
217 75/11/24 荒井由実→松任谷由実 あの日にかえりたい 1 61.5 作詞・作曲:荒井由実
編曲:松任谷正隆
71年加橋かつみの「愛は突然に…」で14才で作曲家デビューしたユーミン。翌年「返事はいらない」で歌手デビュー。75年12月松任谷正隆と婚約発表し、翌年11月に横浜の山手教会で挙式。77年から松任谷姓で活動し、79年作家名義を"呉田軽穂"に。この曲は秋吉久美子主演のTBS系ドラマ『家庭の秘密』主題歌で、スキャットをハイ・ファイ・セットの山本潤子が担当。もともと「スカイレストラン」というタイトルだったが、ドラマにあわせ詞をすべて書き直した。
218 75/12/08 小椋 佳 めまい/シクラメンのかほり 4 47.7 作詞・作曲:小椋佳
編曲:星勝・小野崎孝輔
東大在学中から寺山修二の天井棧敷に出入りし、70年アルバム「青春」でデビュー。72年ドラマ主題歌「大いなる旅路」(74位)が初ヒット。75年布施明「シクラメンのかほり」(1位)の作者として注目されたが、銀行マンのためマスコミには一切登場せず。76年NHK初コンサートで公の場に姿を現し、そのあまりのギャップが話題に…。本名・神田紘爾(かんだこうじ)。父親は錦心流琵琶師範の神田賢水。フジ系ドラマ『娘たちの四季 愛は素直に』主題歌。
219 75/12/22 研ナオコ 愚図 9 27.2 作詞:阿木燿子
作曲:宇崎竜童
編曲:竜崎孝路
71年「大都会のやさぐれ女」でデビュー。72年「京都の女の子」(52位)が初ヒット。73年愛川欽也とのミノルタカメラのCMで人気者に。77年キンチョールのCM「トンデレラ シンデレラ」も流行語になったが大麻騒動で打ち切りに。中島みゆきが書き下ろした「LA-LA-LA」「あばよ」「かもめはかもめ」「ひとりぽっちで踊らせて」も大ヒット。本名・浅田なを子。芸名は旧所属事務所の「研音」から。
220 75/12/29 イルカ なごり雪 4 54.7 作詞・作曲:伊勢正三
編曲:松任谷正隆
本名・保坂としえ。女子美のフォークソング同好会出身。71年フォークグループ“シュリークス”に加入し、翌年ボーカルの神部和夫と結婚。74年「あの頃の僕は」でソロデビュー。この「なごり雪」はかぐや姫のアルバム曲のカバーで今なお歌い継がれる名曲だが週間で1位になっていない。曲ネタは「レット・イット・ビー」あたりか。意外にもアコギの名手。父親はテナーサックス奏者の保坂俊雄。絵本作家としても活躍。夫の神部(07年パーキンソン病で死去)は68年「リムジン江(ガン)」(19位)がヒットしたザ・フォーシュリークのボーカル。
このほか15万枚以上売れたアーティスト
- 最高位
達成週
アーティスト タイトル

売上
枚数
(万)
作家陣 コメント
- 75/03/03 太田裕美 雨だれ 14 18.1 作詞:松本隆
作曲:筒美京平
編曲:萩田光雄
(1976年「木綿のハンカチーフ」でTOP10入り)
- 75/03/10 江利チエミ 酒場にて 22 16.8 作詞:山上路夫
作曲:鈴木邦彦
編曲:高田弘
幼少から米軍キャンプ廻り、15才のときデビュー曲「テネシー・ワルツ」(パティ・ペイジのカバー)が52年大ヒット。ジャズからポップス、民謡まで幅広く唄いこなす実力派。55年映画で結成した美空ひばり、雪村いづみと「三人娘」と呼ばれ、映画『サザエさん』や舞台『マイ・フェア・レディ』の演技も評判に。59年"ダーリン"高倉健と結婚したが71年破局。この曲が久々のヒットになったが、この歌詞の通り82年に幸せを得られぬまま不慮の死を遂げた。
- 75/04/14 ずうとるび 恋があぶない 13 15.6 作詞:岡田冨美子
作曲:佐瀬寿一
編曲:あかのたちお
73年NTV系『笑点』の"チビっ子大喜利"のメンバーで結成。元キッズモデルの江藤博利、子役の新井康弘、今村良樹(現・放送作家)、山田隆夫(笑点のザブトン運び)の4人組アイドル。名づけ親は司会の三波伸介。山田が座布団10枚ためればレコーディングさせるという三波との約束を見事達成し、3人を引き連れて結成。74年「透明人間」でデビュー。東芝EMIに移籍して「みかん色の恋」(14位)が初ヒット。77年結婚を機に山田が脱退、82年解散。山田と江藤の不仲で再結成はナシ。
- 75/05/26 マイ・ペース 東京 28 22.1 作詞・作曲:森田貢
編曲:マイ・ペース
フォークシンガー山平和彦のバックバンドだった秋田出身のフォークグループ。ボーカルの森田貢が実体験をもとに作った遠恋ソング。74年10月に発売されロングセラーになったが、その後ヒットに恵まれず78年解散。06年ドラマ『東京タワー』の主題歌になりBEGINがカバーした。
- 75/08/11 笑福亭鶴光 うぐいすだにミュージックホール 14 21.1 作詞・作曲:山本正之
編曲:中村弘明
深夜放送「オールナイトニッポン」のDJで中高生に絶大な支持を得た若手落語家。ストリップ・ショーをネタにしたこの作品は即放送禁止に…。本名は小林幸男。作者は「ヤッターマン」の山本正之。「替え唄メドレー」の嘉門達夫はもと弟子。
- 75/10/27 ヴァン・マッコイとスタイリスティックス・オーケストラ ハッスル 24 26.9 作曲:Van McCoy 60年「HEY Mr.DJ」でデビューした米国の黒人シンガー、ヴァン・マッコイ。75年このインストが全米No.1になり「ハッスル」なるステップが大流行!ディスコブームに火をつけた。76年3月には来日公演も行ったが、79年心臓発作のため35才という若さで世を去った。
- 75/12/15 アリス 今はもうだれも 11 28.8 作詞・作曲:佐竹俊郎
編曲:矢沢透
(1978年「冬の稲妻」でTOP10入り)

ヒット歌手名鑑